AI時代に求められる「自分の頭で考え抜く力」
現代社会では、ChatGPTなどの生成AIが日常的に活用されるようになり、知りたいことがあればAIが瞬時に答えを返してくれる時代となりました。しかし、AIが示す答えが常に正しいとは限りません。AIは時に、もっともらしい言葉で誤った情報や事実と異なる内容を示すことがあります。
このような時代だからこそ、これから大切になるのは「答えをそのまま受け取る力」ではなく、「答えを見極める力」です。「本当にそうなのかな?」「その根拠はあるのかな?」「別の見方もあるのではないかな?」といった問いを立て、立ち止まって考え、自分なりの答えを導き出す力がますます重要になっています。
AIと共存するこれからの時代には、単に多くの知識を持っていること以上に、問いを立て、多様な情報を比較しながら、自ら考え、より良い判断をしていく力が人間に求められます。株式会社カンゼンは、シリーズ累計40万部を突破した「こどもシリーズ」の最新刊として、『こどもクリティカルシンキング AI時代に自分の頭で考え抜く力が身につく本』を2026年8月4日に刊行します。

『こどもクリティカルシンキング』が育む「問いを生み出す力」
本書で紹介するクリティカルシンキングとは、情報や意見をうのみにせず、その根拠を確かめ、多角的に考えながら自分なりの結論を導き出す思考法です。この本は、「答えをさがす子」から「問いを生み出す子」へと子どもたちの学びの姿勢を転換させることを目指しています。
「本当にそうかな?」と疑問を抱き、それを「問い」として深掘りし、情報を「確かめ」、そして多角的に「考える」というプロセスを通じて、より良い判断へと導く力を育みます。対象は小学生高学年から大人までとされており、親子で一緒に楽しく学べる社会学習本として活用できます。
クリティカルシンキングを構成する6つの力
本書では、子どもたちの身近な「なぜ?」を入り口に、クリティカルシンキングを構成する以下の6つの力を、豊富なイラストと身近なエピソードを通して分かりやすく解説しています。
- 自分の考えを見つめ直す力:自分や周囲の「あたり前」を疑い、思い込みを見抜きます。
- 確かな情報を集める力:ニュースやデータをうのみにせず、情報を見抜きます。
- 目的を意識する力:「何のために?」を忘れず、目的を見失わないようにします。
- 感情と思考を切り分ける力:感情に流されていることに自分で気づき、冷静に判断します。
- 相手の立場で考える力:相手の視点に立って物事を考え、視点を切り替えます。
- 問い続ける力:答えが出た後もさらに問いを深め、考え続ける力を養います。
これらの6つの力は、それぞれが独立しているのではなく、互いに補い合いながら「上手に考える」ことを可能にします。例えば、「情報を見抜く力」が優れていても、「感情に気づく力」が弱ければ、怒りや感動に流されて誤った判断をしてしまう可能性があります。本書は、これらの力をバランスよく伸ばし、思考力を向上させることを目指しています。

身近なテーマで考える力を養う
近年、学校教育では探究学習や情報活用能力の育成が重視されていますが、「どう問いを立てるのか」「情報の確かさをどう判断するのか」「異なる意見とどう向き合うのか」といった具体的な考え方を学ぶ機会は、まだ十分ではないと言われています。
本書は、AIやSNS、ニュースなど、子どもたちに身近な題材を豊富に取り上げながら、考えるための具体的な方法を楽しく学べる一冊です。例えば、ニュースの信憑性や情報の見極め方について、具体的な事例を挙げて解説しています。

また、人間が無意識に都合の良い情報だけを集めてしまう「確認バイアス」についても触れ、自分は「ちゃんと見ている」「公平な見方をしている」と思っていても、見たいものしか見ていない傾向があることを認識する重要性を説いています。

さらに、意見の相違はどちらかが正しい・間違っているという単純なものではなく、多様な考え方や視点の違いであることを示し、相手の立場から考えることで相互理解を深めることの重要性を伝えています。

早く答えを出すことや覚えることだけが目的ではなく、自分の頭で考え、自分で判断し、自分らしい答えを見つけるための力を育むことを主眼としています。親子で一緒に身の回りの「なぜ?」を楽しみながら、考える力を育てていくことができるでしょう。
目次から見る学びのステップ
本書の目次を見ると、読者が段階的にクリティカルシンキングの力を身につけられるよう工夫されていることが分かります。



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第1章「世の中には『なんで?』がいっぱい!」:身近な疑問から始まり、人間の脳のクセやニュースの信憑性について考えます。
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第2章「考えるって、こんなに深い!?」:クリティカルシンキングの基本と6つの力、AIと人間の役割について解説します。
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第3章「『あたり前』をひっくり返してみよう!」:常識や思い込みを疑うことの難しさと重要性を示します。
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第4章「『本当かな?』と考えるのを楽しもう!」:情報の切り取られ方や数字の説得力、AIの誤情報について考察します。
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第5章「なるほど!『何のため?』は最強の質問!」:目的意識を持つことの重要性を説き、AIとの対話にも応用します。
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第6章「気持ちに流されると間違える!」:感情が判断に与える影響や、炎上現象について学びます。
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第7章「相手の立場で考えると、世界が広がる!」:多様な意見の尊重と、視点を切り替えることの価値を深掘りします。
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第8章「答えが出ても終わりじゃない!問い続けよう!」:「わかった!」の先にある探求の継続、AIと人間の共存について考えます。
各章の巻末には、ソクラテス、ルネ・デカルト、ガリレオ・ガリレイ、ナイチンゲール、大谷翔平、マハトマ・ガンジー、なでしこジャパンといった「考える達人」が紹介されており、歴史上の偉人や現代のロールモデルから、考えるヒントを得ることができます。
監修者について
本書の監修は、立正大学データサイエンス学部教授で理学博士の渡辺美智子氏が務めています。渡辺氏は、日本学術会議連携会員や国際統計教育協会副会長も務めるなど、統計学やデータサイエンス教育の分野で長年にわたり活躍されています。2012年度には第17回日本統計学会賞を、2017年には科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞されており、『こども統計学』『こどもデータサイエンス』など、子ども向けの学習書籍の監修も多数手がけています。その専門知識と教育への情熱が、本書の分かりやすさと質の高さを保証しています。
書籍情報
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書名:『こどもクリティカルシンキング AI時代に自分の頭で考え抜く力が身につく本』
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ISBN:978-4-86255-818-3
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監修者:渡辺美智子(立正大学データサイエンス学部教授・理学博士)
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著者:バウンド
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ページ数:128P
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判型:A5判
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定価:1,650円(本体1,500円+税)
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発売日:2026年8月4日
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出版社:カンゼン
購入はこちらから可能です。
社会貢献への取り組み
この書籍の売上の一部は、「一般社団法人こども食堂支援機構」を通じて、全国のこども食堂支援に役立てられます。本書の購入は、子どもたちの「考える力」を育むだけでなく、社会貢献にもつながる取り組みとなっています。


