津原泰水氏の新刊刊行を記念した特別座談会が開催されます
2022年に逝去された小説家、津原泰水氏の新刊『烏と孔雀』(河出書房新社)と『小説教室』(東京創元社)の刊行を記念し、特別トークイベント「『烏と孔雀』『小説教室』出版記念トークイベント 小説家 津原泰水をめぐる座談会」が2026年8月3日(月)に開催されます。
津原泰水氏は、幻想文学、SF、ミステリ、純文学といった多様なジャンルを自在に横断し、多くの読者やクリエイターに大きな影響を与え続けてきた唯一無二の作家です。今回の新刊刊行を機に、その奥深い作品世界を改めて読み解く機運が高まっています。
本イベントは、書評家の豊崎由美氏、書評家・ゲームクリエイターの渡辺祐真氏を中心に、河出書房新社、東京創元社、早川書房で津原作品を担当してきた編集者の方々が登壇し、作品世界だけでなく、執筆の舞台裏や編集者だけが知る創作エピソードなど、津原泰水という作家と作品を多角的に読み解く座談会形式で行われます。会場参加とオンライン配信が同時に行われ、現在チケットが好評発売中です。

開催概要
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日時: 2026年8月3日(月)19時〜20時30分(閉店は21時)
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開催形式: 現地開催/オンライン配信(併用)
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会場: 文喫 六本木(東京都港区六本木6丁目1−20 六本木電気ビルディング 1F)
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参加費:
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【会場参加】イベント参加チケット 2,000円(税込)
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【配信視聴】イベント参加チケット 1,500円(税込)
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※会場参加チケットをお持ちの方は18時より文喫六本木を利用可能です。
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※会場参加者には特典ペーパーがプレゼントされます。
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※イベント終了後には来場者との懇親タイムが予定されており、登壇者のサイン会も行われます。サイン会は、店頭で対象書籍や登壇者の著書を購入された方、または対象書籍や登壇者の著書を持参された方のどちらも参加いただけます。
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イベントチケットのお申し込みはこちらから可能です。
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豪華登壇者プロフィール
本イベントでは、津原泰水氏の作品に深く関わってきた方々が登壇し、貴重なエピソードを語ります。
豊崎由美氏(書評家)
1961年愛知県生まれ。書評家、ライターとして活躍され、多くの雑誌で書評連載をお持ちです。著書に『そんなに読んで、どうするの? 縦横無尽のブックガイド』(アスペクト)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん! 「とほほ男子」で読む百年ちょっとの名作23選』(筑摩書房)など多数あります。
渡辺祐真氏(作家、書評家、ゲームクリエイター)
1992年東京都生まれ。書評系YouTuberとしても活動されており、情報経営イノベーション専門職大学非常勤講師(日本文化)も務めていらっしゃいます。毎日新聞「文芸時評」や共同通信社「見聞録」を担当されるほか、NHKラジオ、TBSラジオのレギュラー番組にも出演されています。著書に『物語のカギ』、『空海読んだら、人生変わった』などがあります。
尾形龍太郎氏(河出書房新社)
1998年入社。「文藝」編集長を経て、現在は「スピン/Spin」編集長を務めています。2007年に津原泰水氏に寄稿を依頼されて以降、担当編集者として『琉璃玉の耳輪』『11/eleven』『夢分けの船』『ヴィジュアル版 五色の舟』『烏と孔雀』など、多くの作品を手がけています。
古市怜子氏(東京創元社)
2004年入社。『ミステリーズ!』『紙魚の手帖』などを通じて、国内外のミステリ・幻想文学の編集に携わっています。2007年、『ルピナス探偵団の当惑』の文庫化をきっかけに担当編集者となり、〈ルピナス探偵団〉シリーズや『羅刹国通信』、『綺譚集』や『赤い竪琴』の文庫化などを担当しています。
塩澤快浩氏(早川書房)
1991年入社。早川書房シニアエディターであり、SF専門誌「S-Fマガジン」編集長を長年務め、日本のSF界を牽引してきました。伊藤計劃氏や円城塔氏の初めての著書を担当されたことでも知られています。津原泰水氏の作品では、『バレエ・メカニック』などを担当し、文庫版『ヒッキーヒッキーシェイク』では話題となった帯コピーを手がけました。
対象書籍紹介
今回のイベントで深く掘り下げられる2冊の新刊をご紹介します。
『烏と孔雀』(河出書房新社)

津原氏自身が生前にタイトル、収録作品、掲載順まで決定していた第三作品集です。全14作品が収録されており、これらはすべて単著未収録となっています。1998年発表の作品から最晩年(2022年)の作品、さらには書き下ろしまでが含まれており、津原文学の変遷と深淵を辿ることができる一冊です。
『小説教室 忘れられない小説を書く』(東京創元社)

2015年に開催された創作講座「忘れられない小説を書く―技巧の最前線―」の全六回の講義録に、「作家を目指す人たちのための恋愛論」や解説、書評が併録されています。「着想」「文章」「人物造形」「ストーリー」など、小説創作の本質を語り尽くした講義録であり、創作を志すすべての人に向けた実践的な内容となっています。
津原泰水氏プロフィール

1964年広島県生まれ。青山学院大学を卒業されています。1989年に津原やすみ名義で少女小説作家としてデビューし、1997年に現名義で発表した『妖都』以降、様々なジャンルを横断する作品を執筆されました。2012年には『11 eleven』が第2回Twitter文学賞国内部門1位を獲得。短篇「五色の舟」は、S-Fマガジン“オールタイム・ベストSF” 国内短篇部門で2度にわたり1位に選出され、近藤ようこ氏による漫画化作品は第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞しています。
主な著作には、〈ルピナス探偵団〉、〈幽明志怪〉、〈たまさか人形堂〉シリーズのほか、『少年トレチア』『綺譚集』『ブラバン』『ヒッキーヒッキーシェイク』『夢分けの船』『羅刹国通信』など多数あります。2022年に逝去され、翌2023年には第43回日本SF大賞功績賞を受賞されました。
この貴重な機会に、津原泰水氏の多岐にわたる文学の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。


