オードリー若林正恭氏の初小説『青天』が累計18万部を突破
2026年2月20日に文藝春秋より刊行された、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭氏による初の小説『青天』が、発売数日で全国の書店で品切れが相次ぎました。これを受け、10万部の重版が決定し、累計発行部数は18万部を突破しました。

発売前から大きな反響を呼んでいた本作は、事前重版を経て店頭に並びましたが、発売直後には「蒸発」と呼ばれる現象(出版業界で瞬く間に売り切れること)が発生しました。紀伊國屋書店新宿本店やジュンク堂書店池袋本店では、2月16日から22日の週間売り上げランキングで1位を記録するなど、全国の書店で驚異的な売り上げを達成しています。
オリコン週間BOOKランキング文芸書ジャンルで初の1位を獲得
2月26日に発表された「オリコン週間BOOKランキング」では、文芸書ジャンルで自身初の1位を獲得しました(集計期間:2月16日~22日)。BOOK全体でも3位にランクインしています。また、Amazonの「本の売れ筋ランキング」では、発売前の2月19日から2月26日まで総合2位、「日本文学」では1位を維持し続けています。
今回の重版分は3月上旬に書店に並ぶ予定です。
『青天』のあらすじ
本作『青天』は、「人にぶつかっていないと、自分が生きているかどうかよくわからなくなる」というテーマを内包しています。

物語の主人公は、総大三高のアメフト部員「アリ」こと中村昴です。彼の所属するアメフト部は、万年2回戦止まりのチームでした。高校3年生の引退大会では、相手校の練習を隠し撮りして臨んだにもかかわらず、強豪・遼西学園に打ち砕かれてしまいます。引退後、周りの仲間たちが受験に向かう中、アリは勉強にも身が入らず、不良になる覚悟もないまま宙ぶらりんな日々を過ごします。自分自身の不甲斐なさにもがき続ける中で、アリは再びアメフトと向き合う決意を固めていきます。
「青天(アオテン)」とは、アメリカンフットボール用語で、試合中に仰向けに倒されることを意味します。
オードリー春日俊彰氏も絶賛
若林氏が喉の治療と静養のため休養中であった2月21日深夜放送の「オードリーのオールナイトニッポン」では、春日俊彰氏が単独で出演しました。普段はあまり本を読まないという春日氏が、書店を探して『青天』を購入し、一気に読み終えたことを報告。若林氏と同じ日本大学第二高等学校のアメフト部員だった頃を振り返りながら、「自分はなぜアメフトやっていたんだろう、という問いの答えが出たね」「モヤモヤしている人が、ひとつ答えを出してもらえるような、勇気が湧くような、そういう本だった」「小説っていいなって思ったね。小説って面白いんだなって」と、『青天』に対する書評を語り、大きな反響を呼びました。
著者プロフィール:若林正恭氏
若林正恭氏は1978年東京都生まれ。日本大学第二高等学校のアメリカンフットボール部でチームメイトだった春日俊彰氏と、お笑いコンビ「ナイスミドル」を結成し、後に「オードリー」と改名しました。ツッコミ担当として、バラエティ番組を中心にテレビやラジオで活躍しています。2024年には「オードリーのオールナイトニッポン」15周年を記念した東京ドームライブを開催し、16万人を動員しました。
エッセイ集も多数手掛けており、2013年出版の初の著書『社会人大学人見知り学部 卒業見込』はベストセラーとなりました。2018年には『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』で第3回斎藤茂太賞を受賞しています。その他の著作に『ナナメの夕暮れ』があります。


書誌情報
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書名:『青天』(読み方:アオテン)
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著者:若林正恭
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定価:1980円(税込)
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出版社:株式会社文藝春秋
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判型:四六判 並製カバー装 304ページ
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発売日:2026年2月20日
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ISBN:978-4-16-392066-5
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