ルート66、100周年を記念する決定版フォトブックが登場
アメリカ初のハイウェイとして知られ、2026年11月に制定から100年を迎える「ルート66」。その歴史と現在を網羅したドライブガイド付きフォトブック「100 Years of Route 66 the classix」が、2026年2月28日に株式会社徳間書店から発売されました。この一冊は、写真集としての鑑賞価値に加え、実際にルート66を旅する際のガイドブックとしても活用できる内容となっています。

本書は、1926年から1985年までアメリカの東西を結び、「マザーロード」や「アメリカのメインストリート」として親しまれたルート66の魅力を、多角的な視点から紹介しています。東端のイリノイ州シカゴから西端のカリフォルニア州サンタモニカまで、合計8つの州を繋ぐ全長約3940kmの旧国道は、アメリカの文化、経済、産業の発展に大きく貢献しました。映画や音楽などのポップカルチャーにも数多く登場し、今なお世界中の人々を魅了し続けています。
過去から現在へ、時代を超えたルート66の姿
「100 Years of Route 66 the classix」に掲載されている記事は、2007年発刊の「Route 66 & U.S.Highway」(ネコ・パブリッシング)や、徳間書店から出版された「Calvol.28」「同vol50」「同vol.66」に掲載された記事を元に、加筆修正・再編集されています。これにより、過去の貴重な情報と現在の姿が融合した、深みのある内容が実現しました。
写真は1990年代後半から2006年〜2007年、2019年、2023年〜2025年にかけて撮影されたものに加え、本書の制作のために2025年11月に新規撮影された写真も加えられています。これにより、時間の経過と共に変化してきたルート66の風景や、失われた名所の記録、そして現在の活気ある様子までを一覧できる貴重な資料となっています。

この画像は本書の目次と制作情報の一部です。多岐にわたるテーマでルート66の魅力を紹介していることが伺えます。
ルート66は1990年代から断片的な取材が行われ、2006年、2019年、2025年にはシカゴ〜サンタモニカ間の全線走破が実施されました。本書に掲載されている情報は、これらの取材を通じて取得されたものが2026年1月現在のものとしてまとめられています。
失われた風景と現在の息吹
ルート66沿線には、半世紀前に建築されたモーテル、ダイナー、カフェ、ガソリンスタンドなど、かつての黄金期アメリカを偲ばせるアイコンが多数残されています。中には時間の流れと共に廃墟となり、やがて姿を消してしまった場所もあります。

ミズーリ州ヴィラ・リッジにあった「ガーデンウェイ・モーテル」は、1945年に開業し、ルート66の沿線で人気を博しました。典型的なモーテル建築と道路沿いのネオン看板が印象的でしたが、2014年に営業を終了し、2025年の取材時には既に解体されており、その姿は二度と見ることができません。本書では、このような失われた風景も記録されています。
一方で、現在も多くの旅人を魅了するスポットや、新たな観光名所も誕生しています。

ミズーリ州セントロバートにある「ルート66ネオンパーク」は、ジョージ M. リード・ロードサイド・パーク内に設けられた屋外ミュージアムです。2023年5月に正式オープンし、夜間には美しいネオンサインが輝き、昼夜で異なる表情を楽しむことができます。かつてルート66沿いにあったモーテルや酒屋、自動車整備工場などのヴィンテージ看板が修復・展示されており、往時のアメリカの雰囲気を今に伝えています。
旅をサポートする詳細なガイド機能
本書の巻末には、実際にルート66を走る際に便利なルートガイドが23ページにわたって詳細に紹介されています。これにより、ルート66のガイドブックとしても有効に活用することができます。
さらに、掲載スポットには外部地図情報サービスと連携させたQRコードが配置されています。スマートフォンでQRコードを読み込むだけで、掲載スポットの正確な位置情報を確認できるため、実際にルート66を旅する際にも大変便利です。これにより、迷うことなく目的地にたどり着くことができるでしょう。

この画像はイリノイ州のルート66ガイドの一部です。シカゴの起点から始まるルートの見どころや、歴史的な情報、そして旅の注意点などが詳しく解説されています。
ルート66の歴史と多様な自然環境
ルート66は「The Mother Road」として愛され、合計8州を繋ぎ、旧き良きアメリカ横断の旅を今に伝えています。1926年に制定された最初の国道の一つであり、その役割を終えた後も「Historic Highway U.S.66」として地図上に記され、ドライブ愛好家や歴史ファンを惹きつけています。

この画像は、ルート66の概要と、イリノイ州ジョリエットにある「ジョリエット地域歴史博物館」の様子、そしてニューメキシコ州サンタローザ付近のUS84とルート66が重複する区間の風景を示しています。ルート66がアメリカの発展に大きく寄与したこと、そして現在も旅人を魅了し続ける理由が説明されています。
旅の道中では、煉瓦造りの古い建造物が並ぶシカゴから、平坦なイリノイ州の穀倉地帯、アップダウンの続くミズーリ州、寂れた町並みのオクラホマ州やテキサス州、赤褐色の荒野、険しい山並みのニューメキシコ州、灼熱の砂漠、そしてパーマツリーと青い空のサンタモニカへと、多様な自然環境を味わうことができます。
書誌情報
ルート66ファンにとって、まさに決定版ともいえるこの一冊を、ぜひお手元でゆっくりとご覧ください。
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タイトル: 100 Years of Route 66 the classix
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発売日: 2026年2月28日
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定価: 3000円(税込)
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判型/ページ数: AB判・186ページ
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発行: 徳間書店
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購入リンク: Amazon.co.jp
このフォトブックを通じて、ルート66が持つ深い歴史と、現在もなお色褪せない魅力を存分に感じていただけることでしょう。


