発売前に重版決定!松本清張賞作家・滝沢志郎氏の最新作が話題に
2026年2月19日(木)にPHP研究所より、松本清張賞受賞作家である滝沢志郎氏の最新作『咲良は上手に説明したい!』が刊行されました。なんと、発売日を待たずにすでに重版が決定しているという、異例の大ヒットを記録しています。
この作品は、「テクニカルライター」という、製品の取扱説明書や技術仕様書を手掛ける専門職の世界を描いたお仕事小説なんです。小説として物語を楽しむだけでなく、実生活でも役立つ「伝え方のコツ」が自然と身につく一冊として、早くも注目を集めていますよ。
書評サイト「ネットギャリー」などでは、「テクニカルライターのすごさを知った」「まさに目からウロコの連続」「『伝える』ことの大切さが伝わってくる」といった熱い声が寄せられているそうです。
「正しさ」だけじゃ伝わらない!言葉の裏にある“思い”を届けるプロの仕事
物語の舞台は、私たちが普段手にしている“トリセツ”の制作現場です。主人公の石川咲良は、ひょんなことから未経験でマニュアル制作会社「FTC」に飛び込みます。そこで彼女を待っていたのは、一文字の妥協も許さない「テクニカルライター」たちの情熱的な世界でした。
「ゴミ出しの注意書き」や「ベビーカーの安全な使い方」、「AEDの操作手順」など、日常の何気ない案内文一つをとっても、そこには読み手の安全を守り、迷いをなくすための緻密なロジックと、書き手の「仁義なき戦い」が隠されているんです。ただ正しいだけでなく、いかに読み手に寄り添い、思いを届けるか。そのプロの仕事ぶりが瑞々しく描かれています。
松本清張賞作家が描く、現代の「プロフェッショナル論」
著者の滝沢志郎氏は、歴史時代小説で高い評価を得てきた実力派ですが、実は20年近いキャリアを持つ現役のテクニカルライターでもあるんです。この異色のキャリアと体験から、
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「分かりやすさ」とは何か?
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「伝える」ことの責任と誠実さとは?
といった深いテーマが、新米ライター・咲良の成長物語を通して描かれています。小説として読み進めるうちに、伝え方やコミュニケーションのヒントもたくさん見つかるはずですよ。
珍しい専門職を描く、新しい「お仕事小説」の誕生
仕事の現場がリアルに描かれ、登場人物がトラブルや困難を乗り越えて成長していく「お仕事小説」は、人気のジャンルですよね。これまでにも『校閲ガール』(校閲)や『これは経費で落ちません!』(経理)、『舟を編む』(辞書編集)など、さまざまな専門職を題材にした作品が映像化されてきました。
その中でも本書が描くのは、一般にはまだあまり知られていない専門職「テクニカルライター」です。製品マニュアルや公共案内など、私たちの生活を支える“説明”を専門に扱う仕事に焦点を当てた点が、書店員さんからも「新鮮だ」と注目を集めています。特殊な仕事内容そのものへの興味に加え、「説明することが小説になること」自体も、この作品への高い関心につながっているようです。
物語のあらすじ
台風で各路線が運休し、混乱する横浜駅。アルバイト駅員の石川咲良は乗客の対処に追われていました。そんな中、ホワイトボードを掲げた一人の女性――浅倉響が現れます。浅倉の「わかりやすい説明」によって乗客たちが納得していく姿に衝撃を受けた咲良は、彼女が「テクニカルライター」だと知り、未経験ながら老舗マニュアル制作会社「FTC」に入社を決意します。
初歩的な案内文の修正からAEDの手順書まで、さまざまなトリセツを作成する中で、咲良はテクニカルライターの奥深さ、面白さ、そして責任を肌で感じていくことになります。
“トリセツ”作りに奔走するテクニカルライターを描いた、いま一番熱いお仕事小説をぜひ読んでみてくださいね!
著者紹介

滝沢志郎(たきざわ しろう)
1977年島根県生まれ。東洋大学文学部史学科卒。テクニカルライターとして活動する傍ら、2017年に『明治乙女物語』で第24回松本清張賞を受賞し小説デビューしました。著書には『明治銀座異変』『エクアドール』『雪血風花』『月花美人』などがあります。
書籍情報
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タイトル:咲良は上手に説明したい!
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著者:滝沢志郎
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定価:2090円(税込)
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判型:四六判
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頁数:304ページ
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発売日:2026年2月19日
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ISBN:978-4-569-86062-6
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