燃え尽きを防ぎ生産性を高める新潮流「コンパッション」とは?『スタンフォード式 自分をいたわる人がうまくいく』がディスカヴァー・トゥエンティワンより発売

その他

「コンパッション」は単なる優しさではない「行動の力」

本書で提唱される「コンパッション」とは、単なる「優しさ」や「思いやり」といった感情的なものではありません。これは、困難な状況に直面した際のストレスを軽減し、個人の幸福感とパフォーマンスを向上させるための「行動の力」であると説明されています。欧米のビジネス界では、この概念が科学的根拠に基づいた新しいセルフケアや組織づくりの鍵として注目を集めており、日本でもその重要性が高まっています。

厳しさこそ正義はもう終わりに

「厳しさこそ正義」といった考え方が見直され、「限界まで頑張らなければならない」「部下には厳しく指導しなければならない」といった固定観念から脱却し、より持続可能で生産性の高い働き方を模索する中で、「コンパッション」は重要な役割を果たすと期待されています。

著者・鈴木亜佐子氏が伝える「自分をいたわる」重要性

著者の鈴木亜佐子氏は、シリコンバレーの大手半導体企業で15年間人事部に在籍し、ワークエンゲージメント向上に尽力しCEO賞を受賞した経験を持つ人物です。現在は、日本で唯一のスタンフォード大学認定コンパッションアンバサダーとして活動されています。鈴木氏自身も過剰なストレスから体調を崩した経験があり、その中で脳科学とコンパッションに出会い、自分をいたわるスキルの重要性を痛感したといいます。その経験が、本書の執筆の原点となっています。

本書は、MITやスタンフォード大学で効果が検証された「コンパッション」の概念を基に、燃え尽きを防ぎ、自分も組織も疲弊しない持続的な働き方を体系的に解説しています。企業研修や教育関係でのワークショップを通じて、スタンフォード式「コンパッション育成トレーニング」やコーチングを提供されている鈴木氏の知見が凝縮された一冊です。

5ステップ「BRAIN」でしなやかな回復力を養う

本書の中心となるのは、セルフ・コンパッションを実践するための5ステップ「BRAIN」です。このフレームワークは、以下の要素で構成されています。

セルフ・コンパッションのフレームワーク BRAIN

  • B = Be Present(今ここに戻る)

  • R = Recognize(感情に気づく)

  • A = Allow(感情を許す)

  • I = Investigate(探る)

  • N = Nurture(育む)

これらのステップを通じて、日常の中で「今ここ」に戻り、自分を回復させる方法が具体的に解説されています。精神的な余裕を持つことで、創造性や生産性を最大限に引き出すことが可能になるといいます。また、本書では、個人的なセルフケアだけでなく、組織に優しさを根付かせる「仕組み」としてのリーダーシップについても言及しており、個人と組織の両面から持続可能な成長を促す方法が示されています。

こんな方におすすめの書籍です

本書は、以下のような課題を抱える方々にとって、特に役立つ内容となっています。

自分をいたわる7つのセルフケア

  • ストレスの多い環境で働き、心身の消耗を感じているビジネスパーソン。

  • チームの燃え尽き症候群を防ぎ、持続可能な生産性を追求したいリーダーや経営層。

  • 科学的根拠に基づいた、信頼性の高いメンタルマネジメント手法を学びたい方。

  • 「人に頼る」「助けを求める」ことが苦手で、つい一人で抱え込んでしまう方。

本書は、セルフケアの重要性を多角的に捉え、良質な睡眠や思考の整理、感情の表現、人間関係の質の見直し、日常に「遊び」を取り入れること、そして自身の価値観を明確にすることなど、具体的な「自分をいたわる7つのセルフケア」についても触れています。

書籍の構成

本書は、以下の3つのパートと全8章で構成されており、コンパッションの基礎から実践までを段階的に学ぶことができます。

  • Part1 持続的成果を出すためのコンパッション

    • 第1章〝いたわる力〟は、サバイバルスキルである
  • Part2 セルフ・コンパッションのステップ「BRAIN」

    • 第2章B=Be Present(今ここに戻る)

    • 第3章R=Recognize(感情に気づく)

    • 第4章A=Allow(感情を許す)

    • 第5章I=Investigate(探る)

    • 第6章N=Nurture(育む)

  • Part3 他者へのコンパッションを実践する

    • 第7章身近な人を支える対人コンパッション

    • 第8章コンパッションが組織を変える

この構成により、読者は自分自身へのいたわりから始め、最終的には他者や組織全体へのコンパッションへと視野を広げ、より良い働き方と生き方を実現するための具体的な道筋を見つけることができるでしょう。

書籍情報

  • タイトル:『スタンフォード式 自分をいたわる人がうまくいく』

  • 発売日:2026年3月20日 (3月19日オンライン書店先行発売)

  • 刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン

  • 仕様:単行本(ソフトカバー)/256ページ

  • 本体価格:1,800円(税別)

  • ISBN:978-4799332610

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