伝説の経営者・中野善壽氏のベストセラー『ぜんぶ、すてれば』が待望の携書化
2026年3月20日(オンライン書店では3月19日先行発売)に、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから『ぜんぶ、すてれば(ディスカヴァー携書)』(中野善壽著)が刊行されました。本書は、2020年4月に発売され、5万部を超えるベストセラーとなった『ぜんぶ、すてれば』の携書版です。

本書は、伝説の経営者として知られる中野善壽氏が語る、不確実な時代を前向きに、そして軽やかに生きるための哲学がまとめられた一冊です。中野氏は「カンブリア宮殿」や「NewsPicks」といったメディアで注目を集め、「本当に存在するのかどうかすら疑われていた」とまで言われる異色の存在として知られています。この携書化により、より多くの読者が彼の独自の思想に触れる機会を得られることでしょう。
不安な時代を生き抜くための「何も持たない」哲学
現代社会は、めまぐるしい変化の只中にあり、多くの人々が将来に対する不安や漠然とした焦りを感じています。明確なロールモデルを見つけることが難しく、人生設計を描きにくいと感じる方も少なくありません。そのような時代において、心身ともに疲弊してしまうケースも後を絶ちません。
こうした状況に対し、著者である中野善壽氏が示す生き方は、極めてシンプルでありながらも本質を突いています。中野氏は、物質的な豊かさを手放し、「何も持たない」という生き方を実践しています。具体的には、家や車、時計といった高価な所有物を持たず、生活に必要な分を除いたお金はすべて寄付するという徹底ぶりです。
この「何も持たない」という選択は、単なるミニマリズムに留まりません。それは、過去の成功や失敗といったしがらみに縛られず、また、まだ見ぬ未来への不安に心を囚われることなく、「今」という瞬間を最大限に大切に生きるための哲学です。物質的な執着を手放すことで、人はより自由になり、本質的な価値に目を向けられるようになります。本書では、その深い洞察と実践的なヒントが、誰にでも理解しやすい言葉で丁寧に綴られています。

中野氏の哲学は、他者の評価に左右されず、自らの内なる声に耳を傾けることの重要性を示唆しています。5年後の計画に固執せず、変化を恐れずにやめる決断をすること。これらは、予測不能な現代において、個々人が自立し、しなやかに生きるための重要な指針となるでしょう。
各界の著名人も慕う「異端の経営者」中野善壽氏の軌跡
中野善壽氏は、そのユニークな哲学だけでなく、経営者としての輝かしい実績でも知られています。伊勢丹や鈴屋といった大手企業で新規事業の立ち上げや海外進出を成功させ、その後は台湾の大手財閥企業でも経営層として手腕を発揮しました。
特に注目されるのは、2011年に寺田倉庫の代表取締役社長兼CEOに就任してからの手腕です。老舗企業であった寺田倉庫を、アートや文化を核とした事業展開で大きく変革させ、天王洲アイルをクリエイティブな街へと生まれ変わらせました。その機動力と先見性あふれる経営は、多くのビジネスパーソンに影響を与えました。

中野氏は、メディアへの露出が極めて少なく、その実在さえ疑われるほど異端な存在でした。しかし、その稀有な存在感と独自の思想は、各界の著名人からも高く評価されています。建築家の隈研吾氏は、本書に対して「ビジネスとかアートとか、結局のところ『切れ味』だということを、日本で唯一中野さんだけが直感的に理解し実践している!」という推薦コメントを寄せています。この言葉は、中野氏の思考がいかに本質を捉え、実践的であるかを物語っています。本書は、そのような異端の経営者が綴った、唯一無二の言葉が詰まった貴重な一冊です。
こんな方におすすめの一冊
本書は、特に以下のような読者層に向けて、深い洞察と具体的なヒントを提供します。
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先の見えない時代において、自分らしい生き方や価値観を見つけたいと考えている方
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過去の経験や未来への漠然とした不安に心を縛られがちで、今をもっと大切に生きたいと願う方
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物質的なものへの執着を手放し、「捨てる」ことで心身ともに身軽になり、新たな一歩を踏み出したいと感じている方
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既存の枠にとらわれない独自の哲学を持つ経営者の思考に触れ、自身のビジネスや人生に活かしたいと考えている方
これらの思いを抱える方々にとって、『ぜんぶ、すてれば』は、閉塞感のある現代社会を軽やかに生き抜くための羅針盤となることでしょう。
著者情報
中野善壽氏(なかのよしひさ)は1944年生まれ。伊勢丹、鈴屋での経験を経て、1991年に台湾へ渡り、海外企業で約40年以上にわたる経営層としての経験を積んでこられました。
2011年には寺田倉庫の代表取締役社長兼CEOに就任し、天王洲アイルをアートの力で変革するなど、その手腕を発揮しました。2019年に同社を退社した後も、2018年に設立した東方文化支援財団の代表理事として、東方文化の理解と発展に向けた活動を現在も継続されています。
2021年8月にはACAO SPA & RESORTの代表取締役CEOに就任し、事業転換と経営再建を断行。2024年9月に退社された後も、現在は熱海市を核とした地方創生活動に尽力されています。著書には『お金と銭』(ディスカヴァー)などがあり、多岐にわたる分野で活躍されています。
書籍概要

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タイトル: 『ぜんぶ、すてれば(ディスカヴァー携書)』
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発売日: 2026年3月20日 (オンライン書店先行発売3月19日)
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刊行: ディスカヴァー・トゥエンティワン
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仕様: 新書/208ページ
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本体価格: 1,300円(税別)
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ISBN: 978-4799332559
※本書は、2020年4月に刊行された『ぜんぶ、すてれば』の携書化です。判型以外のコンテンツは同じですので、あらかじめご了承ください。


