アメリカ駐在員が語る、挑戦と成長の7年間
本書は、著者である髙田守男氏がアメリカ東海岸、ノースカロライナ州へ駐在した7年間の経験を基に綴られたものです。当初、ノースカロライナという地名から不二家のキャンディーしか思い浮かばなかったという著者が、小学生の3人の息子と妻を連れて異国の地で奮闘した日々が描かれています。
海外で生活するということは、まさに挑戦の連続であり、そこには数多くの失敗が伴います。しかし、著者はそれらの失敗こそが、成長というかけがえのない宝物をもたらすと語っています。本書には、これから海外での生活を目指す若い世代への熱いエールが込められており、好奇心を原動力に、奇想天外な困難や挑戦に粘り強くポジティブに立ち向かうことで、海外生活には豊かな宝物が満ち溢れているというメッセージが強く伝わってきます。
また、本書では、現在の混沌としたアメリカの世相についても触れつつ、決して見誤ってはならない「静かなる大衆」、つまり素晴らしい人々が多くいるという側面も伝えたいという著者の思いが込められています。
失敗から得た「宝石」のような教訓
ニューヨークやロサンゼルスのような大都市とは異なる地方都市、ノースカロライナでの生活は、緑豊かな自然と心地よい人々、そして文化に囲まれた素晴らしい日々でした。著者は、この7年間を「キラキラ輝く宝石の様な思い出がギッシリ詰まった、宝箱の様な7年間」と振り返っています。本書は、その宝石を懐かしみながら文章化したもので、海外へ飛び出そうと憧れる人々の背中を少しでも押したいという著者の願いが込められています。
異国の地での生活は、まさに挑戦の連続です。挑戦には失敗がつきものであり、失敗のない挑戦は真の挑戦とは呼べません。本書では、著者が重ねてきた多くの失敗を「大小さまざまな宝石」と表現し、いくつかのテーマごとにまとめられています。
具体的には、海外生活で誰もが直面する「言葉の壁」や「日常の暮らしと文化」といった基本的な課題から、アメリカ社会の大きな特徴である「車社会」への適応、子連れの駐在生活に不可欠な「学校生活」、そしてサッカー一家にとって最大の関心事であった「地域サッカー」での活動が詳細に描かれています。
そして、駐在生活の終盤には、47歳という年齢で冷や汗と涙を流しながら達成した「MBA奮闘記」も綴られており、年齢や環境に囚われず挑戦し続けることの意義を示しています。
感謝の気持ちを込めて
本書を書き終えた後、著者の中に沸々と湧き上がってきたのは、家族を無事に連れて帰国できたこと、家族全員の努力、出会ったすべての現地の人々、そして自分たちを受け入れ、素晴らしい体験をさせてくれた「豊かな国」アメリカへの感謝の気持ちでした。四半世紀を過ぎた今でも、その思いは尽きることがないといいます。
『あぁ懐かしのノースカロライナ』は、異文化での生活における苦労や喜び、そして人間的な成長の軌跡を、率直かつユーモラスに描いた一冊です。海外での挑戦を考えている方や、異文化理解を深めたい方にとって、きっと多くの示唆と感動を与えてくれるでしょう。
著者プロフィール
髙田守男(たかだ・もりお)
1952年千葉県生まれ。県立千葉高校、東京工業大学修士課程を修了後、1978年に大日本インキ化学工業株式会社(現DIC)に入社。一貫して技術・生産関係に従事し、1994年から7年間アメリカに駐在しました。2024年に71歳で退職するまで、特に晩年は世界中に展開する工場を巡り、グローバル生産基盤の構築に尽力しました。
書籍情報
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書籍名: あぁ懐かしのノースカロライナ
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著者: 髙田守男
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出版社: パレード
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発売日: 2026年3月3日
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ISBN: 978-4-86522-481-8
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仕様: 四六判/並製/234ページ
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定価: 1,320円(本体1,200円+税10%)
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