大滝瓶太氏初のSF作品集『花ざかりの方程式』が発売!収録第一篇「未来までまだ遠い」の全文無料公開も開始

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『花ざかりの方程式』連作第一篇「未来までまだ遠い」の全文ためし読みが公開中

全九篇からなる連作短編集『花ざかりの方程式』の発売を記念し、その第一篇である「未来までまだ遠い」の全文ためし読みが公開されています。この機会に、大滝瓶太氏のSF世界を体験してみてはいかがでしょうか。

収録第一篇「未来までまだ遠い」全文公開イメージ

「未来までまだ遠い」は、天文台から過去を打ち上げ未来を撃ち落とす世界の「未来」で生きる、ふたりのおさななじみの夢と希望を描いた物語です。初出は『BRuTiFuL』隙間社、2018年7月3日でした。

一篇全文ためし読みはこちらからどうぞ。
Web河出

収録作品紹介

本作には、「S-Fマガジン」や各文芸誌に掲載され、熱烈な讃辞を受けた以下の九篇が収録されています。

  • 「未来までまだ遠い」
    天文台から過去を打ち上げ未来を撃ち落とす世界の「未来」で生きる、ふたりのおさななじみの夢と希望を描いた物語です。初出は『BRuTiFuL』隙間社、2018年7月3日でした。

  • 「騎士たちの可能なすべての沈黙」
    異貌の数学者の父とその子がチェスで不器用な対話を交わす、数学の中の孤独をめぐる物語です。初出は『コロニアルタイム』惑星と口笛ブックス、2017年10月でした。

  • 「ソナタ・ルナティカOp.69」
    退屈すぎるがゆえに「究極」となったソナタとその作者、音楽と不可能性をめぐる逸話です。初出は『コロニアルタイム』惑星と口笛ブックス、2017年10月でした。

  • 「誘い笑い」
    就職活動がうまくいかない大学生が、ある特異な芸風の夫婦漫才師にのめり込む、読点のないお笑い小説です。初出は『たべるのがおそい』vol.6、書肆侃侃房、2018年10月でした。

  • 「ザムザの羽」
    無名の数学者が発表したカフカ『変身』にまつわる「異常論文」風のメタ数学/文学ミステリ小説です。初出は『S-Fマガジン』2021年6月号、早川書房で、『異常論文』ハヤカワ文庫JA、2021年10月へ再録されました。

  • 「演算信仰」
    2021年、究極の思考理論に目覚めた男が起こした東京オリンピック自爆テロ事件の顛末を暴く、思考実験SFです。初出は『コロニアルタイム』惑星と口笛ブックス、2017年10月でした。

  • 「コロニアルタイム」
    遠い未来に占領され、世界が不可知の塊となった時空間での多元性を叙情的に描く物語です。初出は『コロニアルタイム』惑星と口笛ブックス、2017年10月でした。

  • 「白い壁、緑の扉」
    H・G・ウェルズの同題の短編一本丸ごと作中に織り込み、一人の男の哀切な人生を描き切った超絶技巧の怪作です。初出は『早稲田文学』2021年秋号、筑摩書房、2021年10月でした。

  • 「花ざかりの方程式」
    2次項の末端に花が咲く方程式を発見した数学者とその家族たちの、美しく切ないファミリーヒストリーです。初出は『S-Fマガジン』2022年6月号、早川書房でした。

これらの物語は、論理と切なさが交じり合い、読む者の胸を打つリリカルなセンスオブワンダーに満ちていると言えるでしょう。

初回出荷限定特典:ポストカード封入

初回出荷限定ポストカード

『花ざかりの方程式』の初回出荷限定特典として、北村みなみさんによるカバーイラストのポストカードが封入されます。北村みなみさんは、『らんま1/2』EDアニメーションやWIREDの漫画連載など、イラスト・アニメーション・コミックの分野で幅広く活躍されている方です。

各界からの推薦コメント

本作には、作家・声優の池澤春菜氏、女優・読書系YouTube「ほんタメ」MCの齋藤明里氏から推薦コメントが寄せられています。

  • 池澤春菜氏(作家・声優)
    「世界は、気づかれないまま何度も計算されている
    この物語もまた、そのひとつだ」

  • 齋藤明里氏(女優・読書YouTube「ほんタメ」MC)
    「全ての物事は、どこかの時間で、どこかの世界で、
    繋がっているのかもしれない」

また、書店の皆さんからも応援の声が続々と届いています。

  • 紀伊國屋書店札幌本店 関 咲蘭さん
    「この作品を読んで、著者の創造力とそのセンスに驚きました。 これから追い続けたい作家のひとりです。」

  • ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん
    「あなたがいる世界、わたしがいる世界、世界は論理的でくり返し、くり返し計算され、ひとつになっている。この感情、この身体、この精神、言語になるものに昇華され、物語としてつくられているものもある。 そんないくつも存在する世界はひとつになる。 怖いか、悲しいか、切ないか、そのつながりは愛しいと思った。」

これらのコメントからも、大滝瓶太氏の作品が持つ多層的な魅力と、読者に深い感動を与える力がうかがえます。

著者紹介

大滝瓶太氏のポートレート

大滝瓶太(おおたき びんた)
作家。1986年兵庫県淡路市生まれ。

2018年に第1回阿波しらさぎ文学賞を受賞し、同年『たべるのがおそい』(書肆侃侃房)に短編「誘い笑い」が掲載されデビューしました。以降、純文学やSFを中心に文芸誌で小説を発表し、2023年には長編ミステリ『その謎を解いてはいけない』(実業之日本社)を刊行しています。文芸批評も精力的に行っており、独自のバックグラウンドを活かした読書エッセイ『理系の読み方』(誠文堂新光社)も高く評価されています。

新刊情報

  • 書名:花ざかりの方程式

  • 著者:大滝瓶太

  • 仕様:46判/並製/264頁

  • 発売日:2026年3月12日

  • 税込定価:2,090円(本体価格1,900円)

  • ISBN:978-4-309-03257-3

  • URLhttps://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032573/

※電子書籍は2026年4月以降に発売予定です。詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。

大滝瓶太氏の記念すべき初のSF短編集『花ざかりの方程式』は、「論理的でありながらも、どこか切ない」という唯一無二の魅力を持っています。SFと現代文学のあいだを切り拓く著者の面目躍如とも言える「本当のデビュー作」に、ぜひご注目ください。

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