「ベストSF2025」国内篇で第1位を獲得!
飛浩隆さんの作品集『鹽津城(しおつき)』が、2月12日発売の「SFが読みたい! 2026年版」(早川書房)誌上で発表された「ベストSF2025」国内篇で、見事第1位に選ばれました!この快挙により、緊急重版も決定したとのことです。本当におめでとうございます!

日本SF大賞2冠の巨匠、飛浩隆さんとは?
飛浩隆さんは1960年島根県生まれのSF作家です。これまでに、『象られた力』で第26回日本SF大賞、『自生の夢』で第38回日本SF大賞を受賞されており、まさに日本SF界を代表する巨匠のお一人なんです。今回の『鹽津城』は、『自生の夢』以来8年ぶりの作品集ということで、ファンの方々にとっては待望の一冊だったのではないでしょうか。

『鹽津城』――この世界の輪郭をゆるがす想像力
2024年11月26日に発売された『鹽津城』は、2018年発表の「流下の日」をはじめとする全6編のSF小説を収録しています。第41回星雲賞日本短編部門受賞作「自生の夢」や第46回同賞同部門受賞作「海の指」の世界につながる作品も含まれており、飛浩隆さんの世界観を深く楽しむことができますよ。
特に表題作の中編「鹽津城」は、季刊文芸誌「文藝」2022年秋季号に掲載された作品です。“しお”に襲われる世界を舞台に、現代、近未来、遠未来の3つの時代を描いた壮大な気候変動SFなんです。作者の飛浩隆さんご自身も、刊行時にX(旧Twitter)で「わたしの近刊『鹽津城』はじぶんでもはっきり分かるほどキモいです。たぶん過去最高に。お楽しみに」と投稿されており、その独特な世界観への自信がうかがえますね。
収録作品のご紹介
『鹽津城』には、以下の6編が収録されています。
-
未(ひつじ)の木:結婚記念日に夫から贈られた植木が、「贈り主様にそっくりな『花』」をつける不思議な物語。
-
ジュヴナイル:少年が言葉の力で世界を紡ぎ出す、想像力豊かな作品。
-
流下の日:四十年前、現政権発足日に生じた大災害の地へ帰ってきた「私」の謎を追う物語。
-
緋愁(ひしゅう):山腹に生じた緋色の世界に迷い込んだ末に何が待つのかを描いた作品。
-
鎭子(しずこ):〈うみの指〉に襲われる世界と「私」の世界が交錯する物語。
-
鹽津城:“しお”に覆われゆく風景、病みゆく身体、そして“しお”と共存する人々のささやかな日常から織りなされる歴史を描いた表題作。
どの作品も、読者の想像力を刺激し、深く考えさせられるものばかりです。ぜひ、飛浩隆さんの織りなす現代日本SFの最先端を体験してみてくださいね。
書誌情報

-
タイトル:『鹽津城(しおつき)』
-
著者:飛浩隆
-
仕様:四六判/上製/264頁
-
税込価格:2,200円(本体2,000円)
-
発売日:2024年11月26日
-
ISBN:978-4-309-03936-7
電子書籍版も発売されていますので、各電子書籍ストアで詳細をご確認ください。
関連リンク
「SFが読みたい! 2026年版」で国内篇第1位に輝いた飛浩隆さんの『鹽津城』、この機会にぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。


