ベストSF2025 海外篇で『バベル』が堂々の1位!
海外篇では、R・F・クァンさんの『バベル』(古沢嘉通・訳/海外文学セレクション)が栄えある1位を獲得しました。ネビュラ賞、ローカス賞も受賞した話題作です。

R・F・クァン『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上巻』
19世紀、銀と翻訳の魔法によって大英帝国が世界の覇権を握る時代が舞台です。広東から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所「バベル」で言語のエキスパートになるための訓練を受けます。しかし、学内には大英帝国に反旗を翻す秘密結社が存在し、言語の力を巡る本格ファンタジーが展開されます。

R・F・クァン『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下巻』
バベルが供給する銀を用いた魔法で世界を支配する大英帝国。通訳として広東を訪れたロビンたちは、イギリスが阿片貿易を口実に清朝政府に戦争を仕掛け、中国の膨大な銀を奪おうとしている現実を目の当たりにします。ロビンは後戻りのできない決断を下し、戦争を食い止めるために奔走します。言語の力を巡る本格ファンタジーの結末に注目です。
続いて海外篇2位には、アレステア・レナルズさんの『反転領域』(中原尚哉・訳/創元SF文庫)がランクインしました。

アレステア・レナルズ『反転領域』
謎多きSFの世界観が魅力的な作品です。詳細な内容はぜひ書籍で体験してみてください。
その他にも、東京創元社の作品が多数ランクインしています。
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4位 ペン・シェパード『非在の街』(安原和見・訳/創元海外SF叢書)

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5位 エドワード・ブライアント『シナバー 辰砂都市』(市田泉・訳/創元SF文庫)

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6位 ベッキー・チェンバーズ『ロボットとわたしの不思議な旅』(細美遥子訳、創元SF文庫)
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7位 レイ・ネイラー『絶滅の牙』(金子浩訳、創元SF文庫)
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11位 ラヴァンヤ・ラクシュミナラヤン『頂点都市』(新井なゆり訳、創元SF文庫)
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14位 ジェイムズ・P・ホーガン『ミネルヴァ計画』(内田昌之訳、創元SF文庫)
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22位 アレックス・ホワイト『超機動音響兵器ヴァンガード』(金子浩訳、創元SF文庫)
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22位 ロブ・ハート『パラドクス・ホテル』(金子浩訳、創元SF文庫)
ベストSF2025 国内篇でも東京創元社作品が健闘!
国内篇でも、東京創元社の作品がランクインしています。
5位 赤野工作『遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選』(創元日本SF叢書)

ゲームをテーマにしたSF傑作選です。ゲームの世界観が好きな方には特におすすめです。
他にも国内篇でランクインした作品はこちらです。
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7位 藤井太洋『まるで渡り鳥のように 藤井太洋SF短編集』(創元日本SF叢書)
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9位 宮澤伊織『ときときチャンネル ない天気つくってみた』(創元日本SF叢書)
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20位 林譲治『惑星カザンの桜』(創元SF文庫)
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22位 山本弘『時の果てのフェブラリー 赤方偏移世界』(創元SF文庫)
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23位 笹原千波『風になるにはまだ』(創元日本SF叢書)
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27位 会津信吾編『戦前日本モダンホラー傑作選 バビロンの吸血鬼』(創元推理文庫F)
2025年のSF界を彩った傑作の数々、いかがでしたでしょうか。気になる作品があれば、ぜひこの機会に手に取ってみてくださいね。『SFが読みたい! 2026年版』は現在発売中です。





